「結婚包囲網」
友人から、何度目かの「親からの結婚包囲網」が始まったと、憂鬱そうなメール が来た。 うの嬢はご結婚遊ばしたけれど、それでも世の中は結婚しない人・子供が 欲しくない人(それも、ことに30〜40代)がまだまだゴマンといらっしゃる。
既婚者だけど子供は欲しくない人・結婚はしたけど離婚した人・結婚そのものが したくない人・・などなど、ケースバイケースだけど、共通して言えるのは『自 分の生活を変えたくない』ことよね、多分。自分の時間やお金を、自分以外のも のに掛けたくないってゆーのは、確かに我が儘かもしれない。。 でも、それはそうなのだろうけれど、単なる我が儘だけでもないと思うんだなあ。
30〜40代の親世代は、50代半ばから70代初めぐらい。終戦前後に物心つ いた方たちだけど、そういう時代だったせいか『自分ができなかったことを子供 にさせよう』って人が多い。塾やお稽古事通いが一般的になったのも、この頃か らよね。 それは子供には不自由させたくないという親心でもあったのだろうけど、『子供 を身代わりにして、自分も生き直したい』って面も恐らくあったはず。。
少なくとも私はそんな親達を見てきて、あまり幸せそうには思えなかった。『可 能性を伸ばす機会をたくさん作ってあげたい』という名目で、いろんなものを習 わされ、「貴方達は幸せなのよ」と言い聞かされ、何かにつけてあーだこーだと 干渉された。
そして、いざこちらが大人になったら今度は「結婚して子供を作れ」と言い出し た。好き嫌いや得意不得意は別として、あんなに色々やらせたことは忘れてしま ったようだった。 でも、こちらもへたに知識がついた分、それをあっさり手放すこともしたくなく て、仕事にしろ趣味にしろ<自分>を変えたくなくなってしまった。
もっとぶっちゃければ、親のようにはなりたくないとどこかで思ってしまったの だ、と思う。『自分の満足のため』を『子供のため』にすり替えるようなことは したくない。それくらいなら、自分のためと最初から言い切った方がいいと。
友人の親は「このまま結婚もせず、子供も作らなかったら、一体誰が墓を守るん だっ!」と迫ってるらしい。
墓・・?。。墓って言われてもねぇ、墓のために結婚しろって言われてもねぇ。。
こーして、いわゆる「負け犬」たちは、どんどんあらぬ方向へ向かっていく。。