「あーゆー人」
昨日、その時までは、そんなに悪くはなかった。
特別なイベントはなくても、しようと思ってたことをして、つつがなく一日を終 えるはずだった、夕方スーパーに買い物に立ち寄るまでは。
雨だったのでとりあえず必要なものだけ選んで、レジの列に並んだ。祝日の5時 頃のお店は普段はいない家族連れで賑わっていて、どのレジもいっぱい。それで もまだ少なめのレジを選んで並んで、もう次の次は自分という時、すぐ後ろにい たお婆さんが「これだけ(4つぐらいか?)だから先に通して」と言う。
こちらの買い物も5つ6つだったし、その言い方が何となくイヤで、しかも元気 が有り余ってそーな人だったので、(買い物カゴを見せて)「私もこれだけだし、 みんな並んで待って、順番ですから」と断った。
断った時点でもうチラッと後悔し始めたのだけど、「えーい、言っちゃったもの はしょうがない」と思いながら支払いをすませ、袋に詰めていると、そのお婆さ んの連れ(娘かな?)とおぼしき女性が「何してるの?」とやってきた。お婆さ んは「これだけだから先にさせてって言ったのに、その人に『順番でしょっ!』 と言われてどーのこーの」と説明している。
娘は「まぁーっそーなの?そーゆー人もいるのねぇ」と応答。クソばばあは「悪 いねぇ、みんな待ってるだろ?ねぇ、これぐらい先に通してくれたってねぇ、あ ーゆー人がいるからねぇ」と、言っている。ふんっ、<あーゆー人>とは、年寄 りに順番も譲れない、意地悪で、心の狭い、イヤな女→私と言うことか・・。
少しの買い物だったのに、その二人の視線を浴びながらの袋詰めはすごく長かっ た。そして、ばばあたちは車で帰っていき、それを横目で見ながら、雨の中、こ ちらは傘をさして家に帰った。ものすごく後味悪く、哀しいような腹立たしい気 分で、くっと何かを噛みしめながら歩いた。
あたくしは、すごーく親切とまでは行かないが、普段はそんなに高齢者に意地悪 じゃないつもりだ。多少疲れてても電車で席も譲るし、駅で乗る電車を尋ねられ たらホームまで案内したりもする。
帰ってからも何だか気分は晴れず、もそもそと切れ味悪く動いている。あーあ、 何だかすごく疲れたな。。